大型スクリーン印刷機 エコー1200の説明 

大型スクリーン印刷機 エコー1200

大型スクリーン印刷機、エコー1200を使った印刷作業の動画です。

一昔前のスクリーン印刷機と言えば、江口孔版のエコー800です。 多くのスクリーン印刷工場で導入され、エコー800で印刷を覚えた職人さんも多いと思います。 リレー式の単純な機構で操作も簡単。ストロークを短くすれば、1時間で600通しの瞬発力もあり、セッティングも簡単。 さらに故障も少なく重宝していたと思います。
時代は流れ、スクリーン印刷に精度や安定性が要求されるようになった昨今、その座をミノマットやニューロングに奪われ、最近はその姿を見ることも少なくなりました。
そんなエコー800を大型化し、スクリーン印刷の安定性を高めるための付加機能が追加されたエコー1200のご紹介です。

㈲スリーサプライ川口ではエコー1200が現役で活躍しています。 印刷テーブルの横幅は1300mm。バキューム穴も1200mmまで空いています。 動画の印刷作業では、横幅900mmの材料を印刷しています。

エコー1200を使って印刷する製品は、農耕機や自動販売機に貼る大型ステッカーです。 大型エアコンの装飾銘板も1メートルを超える製品はエコー1200で行います。

エコー1200の長所と短所

動画をご覧頂ければわかるように、エコー1200は大きな機械です。 スリーサプライの主力のミノマットに比べると、やはり操作性に難があります。 多色刷りの見当合せは大変ですし、大きな材料に爪折れが出来ないようにラックを使っての印刷は広い作業スペースが必要となります。
さらにスキージの研磨、ドクターの研磨も大変な作業です。 印刷作業が終わってからの洗浄にも時間がかかります。

昨今のスクリーン印刷業界も小ロット化の波が押し寄せ、いかに小ロットに対応していくかに重点がおかれた設備を導入する工場が増えています。 単位面積あたりの収益が低い大型スクリーン印刷機を設備している企業は減る傾向にあります。
大型ステッカーの需要は確実に減っているとは思いますが、一部業界では根強く残っています。
いずれは大型のインクジェットプリンタでの印刷が当たり前となるのかもしれませんが、簡単に導入に踏み切れる価格ではありません。 そのためか十分に普及していると言える状況ではありません。
エコー1200を設備している㈲スリーサプライ川口にも大判の材料へのスクリーン印刷のお問い合せが来ます。 可能な限り対応するようにしております。

補足ですが、大判でスクリーン印刷を施した後に、PET材のラミネートや両面テープの貼り合せ、そしてプレス加工を行う製品が多々あります。
㈲スリーサプライ川口の場合、スクリーン印刷は横幅1200mmまで、ラミネートは600mmまで、そしてプレスは1000mmまで対応できます。 上動画で印刷している材料も900mm☓500mmなので、短手方向からラミネート機に通すことで全面にPET材のラミネートを行い、仕上げ抜きプレスも社内で行っています。

材料が大きくてお困りの場合はこちらよりご相談下さい。

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